人生を渡るための舟
池田晶子さんの本を読み直したくなり、図書館からとりあえず5冊借りて読んでます。
『やはり深い…』(´ー`)💓
初めて読んだ時(10年以上前)よりも、深ぁ~く言葉が響いてきます。
本の中からその一部をご紹介‼️
今まで憎たらしいほど、健康だったものが三十半ばになると、疲れやすい、食欲がない
酒量が落ちた。
あちこち故障が出てくるのが納得できない。
体がお荷物だなんてことがあっていいのか。
つまり、それまでは体が『ある』ことを知らなかった。
人生とは、頭のことだと思ってた。
この世で生きるとは、体をもって生きるということなのだ。
体は自然だから、変化する、壊れる、やがてなくなる。
健康とは、そういう自然の事柄に寄り添うというか、離れてみるというか、流れに逆らわず舵をとるような心構えのことだろう。
体は人生を渡るための舟なのである。