死に時
五木寛之さんは戦前戦後に、たくさんの理不尽な死を体験。だからこそ、死の迎えかたについて書かれた本も多い。
【うらやましい死に方】は、一般の方々から応募で選ばれた実話集。ほとんど戦前戦後を生きてこられ、最後は長引くことなく逝かれた方ばかり。
五木寛之さんは、私たちには“死に時”があると書いてます。
そんな“死に時”に関する話。
気功の会長から、病院へお見舞いに行った時のお話。その患者さんの足を触るとフワフワと柔らかい。
会長「足がとても柔らかいね」
患者さん「家族が足をもんでくれます。でも、私は早く逝きたいのです。」
この話を聞いて思った。
家族は元気になって欲しくて、足もみをするのですが、ご本人の肉体は疲れ、逝こうとするのを阻む行為になってしまった。
逝こうとする肉体を留めるのは、本人にとって苦痛でしかない…。
必ず“死に時”がある(ΦωΦ) そんなことを教えてもらいました。