野口晴哉
戦前戦後に活躍した、整体師さんです。
彼は子供の頃から天性の素質があったようで
この本は奥さんの昭子さんの回想録です。
世の中には知りすぎた故に怯え、何かに寄りかからねば生きて行けない人が何と多いことか…。
知識というのは、人間が自由に使いこなすもの。それに受身になった時から、生の萎縮が始まるのかもしれない。
人間、気が満ちているときは、自然に良いように動いてゆくものだ。
僕は子供の頃、金も何もなく、自分の心以外に全く頼るものがなかった。
その心を明るい方へ向けてゆこうと決心したんだ。
分かるということは、その人の能力の範囲でわかるしかない。
そして、自分の分からないことは『不思議』という言葉で片付けてしまう。
治療ということ 相手の体がなすなり
外から与える事だけしか考えてない、今の治療は人間を動かす原動力が何であるかを
見失っている。
ふ、深い~(´θ`llll)
現代の治療現場でも活かせる言葉ですね。