どっちがいい?
「ぼけと、寝たきりとどっちがいいですか?」と質問すると、皆さんほぼ「ぼけても動ける方がいい。どうせぼけて覚えてないから」と仰る。
そんな話からスタートする“ぼけてもいいよ”
福岡市南区で『第2宅老所よりあい』の所長、村瀬孝夫さんが西日本新聞に掲載されたものをまとめた本。
高齢化社会で増え続ける老人。誰もが介護される立場にはなりたくない。でも家族では面倒がみれなくなり施設へと。
『第2宅老所よりあい』では、限りなく高齢者に寄り添います。効率を優先させない、無理強いしない。
ふと思うのだ。住み慣れた街で暮らせないのはなぜ? 家族と暮らせないのはなぜ? ぼけたから? 老いたから?
本当はどこで誰と生き、死にたいと願ってるの? そして僕はどこで誰と生き、死んでゆくのだろうか。
村瀬さんの言葉が胸に響きます(>_<)