こんだて
こん‐だて【献立】とは
食卓に出す料理の種類や組み合わせや順序。
また、その予定を立てること。
角田光代さんのセンスには、いつも驚かされる(゜◇゜)
この小説は『献立』を元に、オムニバスで次々と物語が続いていきます。
何を作るか、誰と食べるか。
様々な『食』が展開されていきます。
では、小説の一節をご紹介。
大学受験で悩む、男子高校生。
希望の大学はD判定、学校からはランクを下げるように言われる。
同じ大学に行く予定の彼女に、新しい彼ができ彼女は先に推薦入学が決定した。
それでも自分は、当初希望の大学へ行きたいのか？
母親は父親とケンカし、家出してしまいご飯はない。
自分で作るしかない‼️
なぜかうどんを作る、それも粉から手作り麺。
モンモンとするも、うどんをこねていく内に…
『なりたいものになるのは、そんなに難しくないんじゃないかと思えた。
踏みゃいいんだ。
こねりゃいいんだ。
呪われているような気がするときは、じっとねかせておきゃいいんだ。
自分自身を。
最悪なんか、どんとこいだ‼️』
料理を作るって、なぜか勇気を与えてくれます💓
