橋本治さん②

いつまでも若いと思うなよ (新潮新書)

伝えたくて、今日も橋本治さんのこの本からご紹介(●´ω｀●)
難病の『血管炎』と診断され、4か月の入院生活。その事について、こう書かれてます。
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現代の病院は患者をさっさと退院させてしまいます。
それが倍近くの長さになったのは、私が余病を併発してしまったから。
だから『死』なんかを考えるよりも、『退院後の生』を考えることが重要なのです。
年をとって面倒な病気で入院して、それで退院となっても、前のように元気でピンピンしてるとは限りません。
現代の退院は「もう入院していなくてもいい」というだけのこと。
だから多くの患者はまだ『病気のかけら』を抱えて、退院してからの方が大変になります。
病院ではナースコールを押せば、すぐに看護師がやってきます。
でも、普通の人の家にはナースコールはありません。
病院にいる方が楽なのです。
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重病であるほど“病院”で安堵できる。
でも、今の医療のあり方って何だろう？
橋本治さんは後書きに『ホント生きるって大変なんです』と一言。
大変な病でありながら、ユーモアを忘れない。
そんな橋本治さんの文章が好きです💓