奇跡の脳
『奇跡の脳』―脳科学者の脳が壊れたとき―
脳卒中に倒れた女性脳科学者の、再生と気づきの物語。
ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた彼女は37歳のある日、脳卒中に襲われる。
幸い一命は取りとめたが脳の機能は著しく損傷、言語中枢や運動感覚にも大きな影響が……。
とにかく、凄い内容です(≧∀≦)
脳卒中を起こしたジルが、4時間に渡り
内側を見つめ、変化する体と内面について詳細に書かれています。
左脳の言語中枢が静かになるにつれ、どんどん心が和んでいく。
どこで自分が始まって終わっているのか、という体の境界すらハッキリ分からない。
なんとも奇妙な感覚。
体が個体ではなく、流体であるかのような感じ。
周りの空間に溶け込んでしまい、もう体と他の物の区別がつかない…。
左脳が停止すると、とてつもない幸福感に包まれたそうです。
なんとも不思議な脳の仕組み‼️